日本ですと科学者の先生から意見を聞いて、科学者の先生の言うとおりにしていればいいんじゃないか、というんですけれども、科学者の先生の意見だけ聞い
て、温暖化問題が解決するかと言ったらとんでもありません。おそらくいつまでたっても日本での決着はつかない状況でしょう。原子力発電にしても、あるいは
遺伝子操作作物についても、科学的な知識は国民的な合意形成の選択肢をある意味で限度いっぱいまで少なくする。そういう選択肢の縮減効果というものを持っ
てはいる。合意形成に代わる作用を科学的な知識は持っているわけではない。これからの社会を生きていくために必要なのは、科学的な知識とこういう合意形
成、例えば政治のプロセスとか、あるいは人権、権利の擁護とか、そういう問題について両方の知識を持っている人が国民を支えていくということがとても重要
です。
て、温暖化問題が解決するかと言ったらとんでもありません。おそらくいつまでたっても日本での決着はつかない状況でしょう。原子力発電にしても、あるいは
遺伝子操作作物についても、科学的な知識は国民的な合意形成の選択肢をある意味で限度いっぱいまで少なくする。そういう選択肢の縮減効果というものを持っ
てはいる。合意形成に代わる作用を科学的な知識は持っているわけではない。これからの社会を生きていくために必要なのは、科学的な知識とこういう合意形
成、例えば政治のプロセスとか、あるいは人権、権利の擁護とか、そういう問題について両方の知識を持っている人が国民を支えていくということがとても重要
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| — | 静岡大学55周年 公開講演・シンポジウム 「21世紀、新しい知をめざして」 (via nakano) |